Q＆A |オーガニックコットン「ナユタ」 nayuta Web Site

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【Q&A】

オーガニックコットンは一般のコットン製品と多くの点で異なるため、たくさんの質問が寄せられています。より深いご理解を頂き、オーガニックコットンの普及にご協力ください。

Q1	一般の綿製品とどこが違うのですか？＞回答
Q2	オーガニックとはどういう意味ですか？＞回答
Q3	オーガニックコットンと一般のコットンは見分けられますか？＞回答
Q4	エコロジー繊維と呼ばれていますが、どうしてですか？＞回答
Q5	オーガニックな製品が高価なのはなぜですか？＞回答
Q6	洗濯したら、縮んだりゆがんだりしました。どうしてですか？＞回答
Q7	布地の表面にゴミがついています。これは何ですか？＞回答
Q8	同じ物を二枚買ったら色の濃さが違います。どうしてですか？＞回答
Q9	洗濯はどうしたらよいですか？＞回答
Q10	色の変化について＞回答
Q11	使ってゆくうちにシミや汚れが落ちないところがあります。漂白できないし、何かよい方法はありますか？＞回答
Q12	紫外線を通さないと聞きました。本当ですか？＞回答
Q13	通信販売について教えて下さい。＞こちらをご覧下さい

この他のオーガニックコットンの声

Q1 一般の綿製品とどこが違うのですか？

一般の綿の畑では大量の農薬が使われています。地上のわずか2%の面積にすぎない綿畑で、全農薬消費量の26%が使用されているという報告があります。
オーガニックコットンの畑では一切化学農薬を使いません。また、綿を糸に、布地に加工する工程でも化学処理をしません。このようなつくりかたをしている製品は、全ての綿製品の中で0.5%にも満たない、大変珍しいコットンといえます。

Q2 オーガニックとはどういう意味ですか？

天然性を表す言葉が多くあります。ナチュラルコットン、グリーンコットン、ピュアーコットン。しかし、ことオーガニックと名付けられ場合は、イメージだけでなく、栽培の背景、生産の背景がすべて記録され、第三者の認定機関によって証明されたものに限定します。これは世界のオーガニック市場の常識です。

Q3 オーガニックコットンと一般のコットンは見分けられますか？

見た目には、生成りのコットン製品と同じです。証明されているかどうかの表示を確認する他ありません。

Q4 エコロジー繊維と呼ばれいますが、どうしてですか？

一般の綿花栽培で使われる大量の農薬は、土壌や草木や動物を痛め、大気と水を汚します。また、糸や布地の加工工程ではより早く、均質で、美しいものを大量につくるという経済的な理由から、大量の化学薬剤による処理が行われます。
これも、大気や水を汚し、生態系を狂わせます。
オーガニックコットンは、これらの方法を環境保全の立場から排除しています。
大海に真水を注ぐような運動ですが、オーガニックコットンの出現によって綿業界全体にインパクトを与え、多くの繊維メーカー各社は、少しづつエコロジー加工を研究しはじめています。
こうして21世紀には、何千年にわたって地球環境を壊さずにものづくりができるような、新しい技術開発の方向に進むことと確信しています。子々孫々、未来の世代の人たちのためにもオーガニックな製品を支持してゆくことが大切です。

Q5 オーガニックな製品が高価なのはなぜですか？

農作物の栽培で化学農薬を使わないということは、昔の農業そのもので、限りなく人手がかかります。除草作業、防虫作業、肥料づくりなど、どれをとっても膨大な手間と時間が必要です。これがすべて人件費としてコストに入ってきます。オーガニック綿の場合はナチュラルな綿で一般のものの3倍、茶色の綿で7倍、緑色の綿で13倍します。そして糸、布地の製造工程でも化学薬剤を使わず天然材料を使って低速で機械を動かし、市場需要に合わせて少量を生産します。エコノミー（経済性）よりエコロジーを常に優先させているので、コストアップになります。しかしこのような原料高の割には、製品価格は一般的なブランドのついた商品と同等です。これは、流通をシンプルにしているためと、実質本位でよけいな包装などしないためです。オーガニックコットンが普及してゆくと量の効率が活かされますので、当然安くなります。
消費者であり、地球の住人である私たちは、その製品が出来てくる過程でどれだけ自然を痛めているかをみて商品の選定をしなければならない時代が来ています。
環境を汚す商品は、今安くても、必ず将来にわたって、浄化するための莫大なコストを税金という形で支払わされます。環境を汚す商品は同時に健康を害しますから、病気の治療に大金を支払わなくてはならなくなります。それならば、多少高くとも、エコロジー商品を選ぶのが結局、健康に安全に暮らせる賢い知恵というものです。

Q6 洗濯したら、縮んだりゆがんだりしました。どうしてですか？

綿の栽培から糸の加工、布地の加工まで、化学的な処理がされていないために、繊維が元気な点と、防縮剤などによりあらかじめ縮める加工ができない点があります。目の粗い組織が比較的縮みやすいことが解っていますから、大きめにデザインしています。歪みについては編みニット製品では必ず起きる現象です。洗濯後干す際に縫い目を合わせて乾かすと矯正されます。ニットの場合は着用してしまえば、多少歪んでいてもそれ程不便はありません。よくご理解ください。

Q7 布地の表面にゴミがついています。これは何ですか？

「綿カス」と言って綿の葉や茎の破片です。全く無害ですし洗濯することによって少なくなります。この綿カスをとるために一般的に化学薬剤が使われています。また一般品は漂白されているのでたとえゴミがついていても見えなくなってしまいます。オーガニックコットンの表面は、何もお化粧をしていない素肌のようなものです。綿カスの他、糸や生地の工程で飛び込む糸クズもあります。これも素肌のオーガニックコットンらしさを表しています。一般のメーカーはすべて「不良品」として扱い、処分してしまいます。わずかな点をクレームするとメーカーは、防衛上コストに織り込み価格をアップしていきます。
消費者として「エゴ」の意識から「エコ」の意識に変えてゆくことが結局自分たちを守ることになります。

Q8 同じ物を二枚買ったら色の濃さが違います。どうしてですか？

オーガニックコットンは染色・漂白をしていません。色があってもそれは天然の色です。染めた物ではありません。綿の色は産地・収穫時期・ミックスする時の比率などによって異なります。オレンジやバナナなどがそれぞれ色が異なるのと同じ理由です。自然に出てくる色を尊重して下さい。遺伝子組み替えにより色をコントロールする試みもありますが、これはオーガニックの考え方からはずれています。ご自分が買ったものは世界に二つとないあなただけの色です。どうぞご愛用下さい。

Q9 洗濯はどうしたらよいですか？

オーガニックコットンはエコロジーと健康のために天然性にこだわって出来た製品です。当然そのために高価な材料を使っています。買っていただいた方が、化学合成洗剤で洗ってしまうと、それまでの努力が水の泡です。合成洗剤は環境汚染をしています。できるだけ天然洗剤に切り換えて、排水された先の水のこと、海のことをいつも考えるようにしましょう。合成洗剤で洗ってもオーガニックコットンは決して痛むことはありませんが、漂白剤や色々なものが配合されていますので、色が褪せたり、表面がザラついたり変質することはあります。

Q10 色の変化について

オーガニックコットンの色のある綿は、あくまでも天然の色ですから洗濯したり乾かしたりする時の条件で微妙に変わります。特に緑色の綿は長く紫外線に晒されると茶色又はグレー系に変化します。長く使っていると水の中の塩素によって漂白作用で白っぽくなります。自然の作用です。ご了承下さい。

Q11 使ってゆくうちにシミや汚れが落ちないところがあります。漂白できないし、何かよい方法はありますか？

草木染とか紅茶染、コーヒー染で少し色をつけてみてはいかがですか？

Q12 紫外線を通さないと聞きました。本当ですか？

オーガニックコットンの茶色の綿には95%以上のUV効果があることが実証されています。綿の原種は白でなく茶色だったのです。やはり自然の力、自らの種を紫外線から守るため茶色で保護していたのです。その自然の力をお借りできるのです。一般のUV加工は化学処理して行われることと比べるとこの点でもエコロジーとヘルシーの優位点があることがわかります。

この他オーガニックコットンを愛用していただいている方々の声を紹介します。

綿がこんなに柔らかく気持ちのよい繊維とは知りませんでした。
染色や漂白していない生成りの色は心が和むものですね。
着ていて暑くなることはなく、それでいて肌寒くなることがないのは不思議ですね。
合織の肌着と比べて静電気がないので、肌が若返る気がします。
ずーっとシルクの肌着が一番と思い込んでいましたが、オーガニックコットンの肌触りを知ってからシルク以上だと思いました。植物性の繊維の方が人の肌には合うのでしょうね。
地球環境を痛めることなく出来てきたということを知って、なんだかうれしくなりました。
アトピーで苦しんでいる子供がオーガニックコットンの肌着を着ていると平気な顔をしているので、やっぱり一般のコットンには色々化学処理があるのだなあと改めて理解しました。
化学物質過敏症で、市販されている衣料が全く使えません。オーガニックコットンだけしか着れませんので、どんどん種類を増やして欲しいと思います。
オーガニックコットンの綿毛布で寝ると毛布が朝までずり落ちないのはどうしてかと思っていましたが、一般のものは柔軟剤がついているので滑るのだと解りました。
一才になるうちの子は、オーガニックコットンのタオルをどこにゆくにも離しません。家の中にある沢山ある布地の中から、気持ちのいいものをちゃんと選んでいるのですね。

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