日本は云うまでもなく火山国・温泉の国です。と云うことは、地熱発電は大変有望です。
周りが海ですから風力の他、波力発電も
有望です。
その上、日本列島には背骨のように山脈が
あり、海に向かって勢いよく流れる川が全国に
あります。
世界的にも珍しい地形で、マイクロ水力発電には絶好な条件を持っています。軽微な発電機を川に設置するだけで安定した地域の発電が可能です。
全国に点在する牧畜事業の最大の悩みは糞の処理ですが、これもバイオマス発電が絡むと
宝の山になります。森林管理から出てくる大量の木質材もバイオマスの原料になります。
メジャーになりました太陽光発電や風力発電だけでなく、日本は、実は多彩な発電条件に
恵まれた国だったのです。
それを生かせないのは、政治と行政の貧困が
原因です。それならば民間が協力してグリーン
発電のムーブメントを起すことで、国を動か
して行くことが必要です。
2016年全発電量における再生可能エネルギーの発電の比率国際比較
(水力を含む)総務省資源エネルギー庁の資料から
カナダ 63.8%
イタリア 39.8%
スペイン 35.3%
ドイツ 30.6%
イギリス 25.9%
フランス 16.3%
日本 15.3%
アメリカ 13.6%
以上のように、日本は自然条件も技術も十分に持ち合わせているのに、利権の絡んだ
原発や化石エネルギーから足を洗えない状態が続いています。
国民の意識に掛かっています。
NOCは今年もグリーンパワー証書を取得しました。 今回もバイオマス発電された電力を買う形になっています。
NOCのグリーンパワー証書を皆さんのホームページなどで紹介して拡散してください。風力、太陽光、バイオマス(生物資源)、水力、地熱などの自然エネルギーによって 発電された電力に対して、石油や石炭、原子力など従来のエネルギーによる発電は、 資源の枯渇や放射能性廃棄物など地球環境に大きな影響を与えています。 IEA 2017年統計で、日本の化石燃料による発電は全体の84%でEU平均の44%と比べても、相当後れをとっています。自然エネルギーによる発電は稼働するときに CO²を発生しないため、地球温暖化を防止するなどの「環境価値」をもっていると考えられています。 「グリーン電力証書」 は、自然エネルギーの確かな「環境価値」を 証明書として証書化し、誰でも購入できる仕組みです。
太陽光や風力といった自然エネルギーによって生まれた電気は「電気そのものの価値」の他に、省エネルギー(化石燃料の使用量削減)やCO²排出量削減などといった「環境付加価値」をもっています。この「環境付加価値」を通常の「電気」と切り離して、証書(グリーン電力証書)というかたちで取引をすることで、自然エネルギーによって発電されたグリーン電力を使用しているとみなしています。
<グリーン電力証書の活用>
1. グリーン電力証書のグリーン電力相当量は、環境に優しい自然エネルギーに よる電気を利用したとみなすことができ、企業や団体等による自主的な環境 対策やカーボン・オフセットとしてご活用できる。
2. 企業イメージの向上(CSRコミュニケーションの手段としての活用)、環境 報告書やCSRレポートへの掲載やマークを利用した環境PRにより、企業の イメージアップが図れます。
3. 商品・サービスの付加価値向上「グリーン電力で作った商品」や、グリーン 電力を利用したコンサート、書籍、旅行、など様々なアイデアを元に商品化 できる。これらは環境付加価値を持つ商品としての、市場における差別化が できる。
日本オーガニックコットン流通機構
宮嵜道男・文責 10.25.2018